32名が参加して「第2回憲法を自分のものとする学習会」が開催されました。
まずは「九条の会」呼びかけ人の大江健三郎さんの講演ビデオを観ましたが、
大江さんは憲法の文体ー「希求する」という言葉などーに言及なさっていたようです。
(すみません、難しすぎてよくわかりませんでした!)
予定していた苓北町・被爆者の会事務局長:吉武猛夫さんのお話は、
吉武さんが所用でご欠席なさったので、お聴きできませんでした。残念です!
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結成呼びかけ人代表:宮崎定邦さんのお話
長崎に原爆が落ちた時、五和町御領のご実家で療養中だった宮崎さん。
お母さんのご親戚のほとんどが、この原爆でお亡くなりになったそうです。
以来、理想高き憲法を、ご自身のあらゆる判断のモノサシとしてこられましたが、
改悪の危機を迎えている今、もう一回おさらいする必要がある、と語りはじめてくださいました。
憲法の基本原理は、13条ー個人の尊重と尊厳です。
「第十三条 すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。」
これを実現するために、日本国憲法には3つの原則があります。
①民主主義(国民主権)
②平和主義(平和のうちに生きる権利)
③人権の擁護
しかし昨今高まる改憲ムードの狙いは、日本が「戦争をできるようにする」ことなんです。
改憲派が掲げた新たな国家目標は「勝つ戦争をする」こと。
そのためには、戦争に反対する声をつぶす必要があります。
こうしてまずは私たちの表現の自由が制限されていくのです。
かたや世界では中国や韓国などでも「九条の会」が結成され、
「アジアの安全を保障した憲法9条にノーベル平和賞を!」という声も上がっているほどです。
また国内でも、マスコミ9条の会、映画人9条の会など、続々と立ち上がりつつあります。
あまくさ9条の会では、来月14日に土井たか子さんを講師に迎え、結成記念総会を開きます。
土井たか子さんは、永世中立論を唱えた田畑忍氏(同志社大元学長)に師事した憲法学者でもあるので、その講演内容には大いに期待を寄せています。
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参加者からの意見に答えて、以下のようなことが決まりました。
☆結成記念総会のチケット販売と同時に賛同費千円をお願いするのは難しい。
まずはその結成記念総会に来てもらって、土井さんのお話を聴いてもらったうえで会終了後、あるいは後日、賛同人となってもらえるような働きかけをしましょう。
☆チケット代は999円なので、カンパ箱と1円玉をたくさん用意しましょう。
☆チケットには「18歳未満は無料」とあるが、「未成年者は無料」ということにしましょう。
また、参加者のひとりAさんは、以前の勤め先であった高校の生徒さんたちと一緒に製作した憲法パネルを持参、その作り方についてお話ししてくださいました。
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by amakusa9jyo
| 2005-04-03 00:10
| レポート